春の嵐
新年度入りである。
早々の春の嵐。これが邪気一掃の風となってほしいものである。
テレビニュースでJALの入社式を取上げていた。
部外者であっても、新入社員にエールを贈りたい気持ちになる。
「先輩を批判するだけの人になるな。今はただ黙々と頑張れ」
日銀短観では景況観持続ということらしい。
過去に苦い経験がある。
記録的な景気上昇局面と言われ続けながら、一般消費者にまで
その恩恵が届かなかった体験が生々しい。
新卒者の5人に1人が未就ということらしい。
このような状況で手放しの楽観論はとり難い。
先般、都心の某有名デパートに時間調整(?)で、立ち寄った。
金曜日の夕方であったが、2~3のフロアーではほとんどお客の
姿が見えない。特に紳士モノのフロアーでは店員の姿しかない。
決して大袈裟ではなく、広いフロアーがガラーンとしているのも
なんだか異様であった。
そういえば、今の新社会人はどこで新しいスーツを買ったりする
のであろうか。余計な詮索ではあるが・・・。
景気もデータや机上での調査だけでは見えない部分がある。
昔、『路地裏」の経済学というのがあった。
今、『路地裏」が流行らなくなり、コンピューターの画面がそれに
とって代わった。
いつの時代にも『路地裏」はなにかを訴えているものであるが・・。
政治家の仕事は金をばら蒔くような、保護者のような役割を
演じることが本位ではなく、トンネルの先に小さな光を灯す事である。
そのためには、5年先、10年先を見据えた先見性、洞察力が
不可欠である。 と言った人がいる。
数ヶ月先の戦挙しかみえない多くの議員に聞かせてやりたい。
街のなかにも、賢人は居るものである。
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