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コーチを見直す

   今年も早やプロ野球キャンプインの季節である。

   今年は、新人選手よりも、ある新人監督にマスコミのスポットが集中している

   ことが面白いと言うか何と言うか・・・。

   球界も何かと問題を抱えてはいるが、やはり「老舗」としての基盤がある。

   その「老舗」にあぐらをかかないことが、基盤を守れるかどうかの「鍵」となる。

   さて、ある球界OBが面白い事を書いていた。

   「コーチに教えられて上手くなる選手なんていない」 と、やや刺激的な

   ニュアンスの言葉である。

   その真意は、コーチのレベル云々という事ではなくて、少なくともプロの世界に

   入ってくる者は、一定の技量のある、選ばれた選手であり、人に教わって上手く

   なろうなんて思っているようでは通用しない。自ら考え、ぶつかり、克服し、

   「ワザ」を磨く、あくまで自分自身が主体、という事なのであろう。

   確かに、一流技量の持ち主が対峙し、競うわけだから、こうすれば打てる、

   こうすれば押えられる、といった「ハウツウ」が通用するような世界ではなく、

   教え魔はかえって選手を潰すといわれる世界である。

   それでは、果してコーチの真の役割は何なのであろうか・・・。

   リトルリーグの監督、コーチなら「野球技術を教える」ことが主となるが、

   プロの世界では、プラスアルファの能力、資質こそが重要な要素となるに

   違いない。

   勿論、「教える」という要素が全くないというわけでもないだろうが、それだけ

   では、「近代的な組織野球」では通用しないということなのであろう。

   過去においても、強いチームには、大概「名参謀」といわれる人がいた。

   私流に思うに、コーチングスタッフこそチーム(組織)基盤つくりのキーマン

   ではないかと考えるのである。

   確かに、チーム作りの柱は監督であり、試合の帰趨も監督の采配、選手の

   働きではあるが、チームも人間で構成されている組織である、数式通り

   動くわけではない。

   案外コーチ陣の存在がチームに与える影響は大きく、彼らの資質、能力の

   総和がチームの基盤作りを左右しているのではないかと推測するのである。

   コーチを引退選手の救済ポスト、と軽く考えているようだと痛い目にあう。

   どうしても、監督や選手だけにスポットが当たることになるが、チームの

   「戦力比較」は、選手層だけでなく、コーチングスタッフ陣の「能力比較」も

   指標の1つに織り込んでこそ真の総合戦力分析・・・、と、まああまり

   触れられたことのない視点も面白いのではないだろうか。

   これは、企業をはじめあらゆる組織にも通用する視点だと思う。

   強い組織には、強いスタッフ陣の存在が付いているものである。

   

   

   

   

      

   

   

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