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2014年7月

徳川長期政権

     以下は、思いつくままの独断的推考メモの一端である。

   現代日本の文化的風土(様式)の基盤は、室町時代に

   形成された。

   様々な生活風土(様式)は、徳川(江戸)時代ということになる。

   これらの時代に形成された様式が、今日に継承され、

   底辺に根を張っている。

 

   これらの様式に関わる「明治維新」の位置づけ、役割は、

   変革の部分も多く有するが、最大の特質は・・・「付加」である。

   即ち、日本(人)に洋風様式(意識)をもたらしたこと、

   日本的西洋風土(様式)の形成である。

   それが今日に至り、「和洋折衷」の独特の文化圏を形成して

   いる。

   当時の日本人の本音は「開国」ではなかったか。

   外圧と戦っても勝てっこないという現実・・・(本心)

   したがって、「攘夷」と「開国」の対立という捉え方よりも

   「攘夷」→「開国」への必然的な流れ(プロセス)と見る方が、

   歴史的な視点としては自然。

   明治維新が成就した理由の1つとして・・・

   明治天皇の当時の年頃(年齢)が、案外大きく関わって

   いるのではないか・・・・(独断的推考)

   天皇の(錦の御旗的)権威、意識等々からも、あまり

   小さい天皇(幼帝)では、様々な障害が想定され、場合に

   より明治維新は頓挫していたかもしれない。

   また、成人天皇の場合、天皇を取り巻く公家等との軋轢、

   たとえば東京への遷都などスムーズに運ぶとは思えず、

   これまた、多難である、

   当時15.6歳の明治天皇、様々な意味合いでいかにも

   絶妙な年頃ではないか。

   歴史の歯車が大きく動くとき、様々な幸運要素(不運)が

   重なるものである。

   さて本テーマの徳川長期政権について、とりとめのない

   断片・・・・。

   信長は、 組織内(NO.2クラス)のクーデター。

   秀吉は、 後継者問題、 長期政権基盤の未完成。

   家康は、 これら先人の生々しい現実を体感、その

          学習効果も相まって、確固たる長期政権

          体制を樹立した。

   長期政権構築のキーワードは、「エネルギーの分散」。

   想定できる全ての反体制可能勢力のエネルギー分散に

   より、結果として、徳川政権への一極集中を図る。

   その中身の中核は、「三権分立」である。

      (但し、今日の三権とは異なる)

   Ⅰ.政治権力・・・・・ 「譜代」 (老中~奉行)

             徳川代々の「家臣団」(いわゆる番頭)

             に権力機構の一切を取り切らせる。

             但し、家禄は徹底して低く抑え、

             経済力(→兵力)を持たせない!

   2.経済力、富の源泉・・・・ 「外様大名」

             各地の大名の地位と名誉、格式を

             継承させ、経済基盤を確保。

             但し、政治(権力機構)には関与させない!

             また婚姻届制で大名の連携をチエック。

             参勤交代、普請請負等で余裕財削減。

   3.権威、結束力・・・・・  「御三家」

             徳川家の権威づけ、後継者対策

             等による長期政権の布石。

   これら三権のバランスの上に、徳川政権(幕府)が君臨。

   さらに天皇の権威を活用した「官位」付与も政権維持に

   大きく寄与している。

    (官位は、天皇から授与されるが、誰に、何を は

     全て幕府の裁量)

   長期政権の布石は、家康本人の知恵なのか、

   他にも多くの知恵者がいたのか

   それにしても、長期政権にはそれなりの用意周到にして

   綿密な施策有り、と改めて感じ入る、

 

 

 

予算の実状

   ある国会議員のメールマガジンに記されていたデータに

   改めて目を見張った。

   すでに政府公表数値なので、そのまま転記させて頂く。

     国の予算(単位:兆円)

                  1990年      2013年

        社会保障費    11.6       29.1

        地方交付税    15.3       16.4

        その他支出    25.1       24.9

        国債の利払    14.3       22.2

   巷間すでに言われていることではあるが、

   我が国予算の特質(異様水域)が、ナマの数字を見ることで、

   改めて実感させられる。

   すなわち、次の2点である。

     社会保障費の加速度的増加。

     国債利払いの予算に占める割合増。

   さらに危惧されることは、この傾向が止まることなく

   益々顕著になることである。

   決して気分暗澹や悲観論をまき散らす意図はないが、

   少なくとも、国の予算が「異様な水域」にあることだけは

   「直視」しておきたい。

    (こうした中で、一部国会議員や県会議員のカネに纏わる

     幼稚にして愚悪な行為には暗澹となる・・・・)

   高齢化社会が進むなかで、社会保障費の増加は

   不可避であるが、パイの大きさに限りがある以上、

   万人が満足し、充足する制度、体制は困難になる。

   「皆が少しずつ我慢しあう社会」、こそ我が国が指向する

   国の姿ではないだろうか。

   その過程では、ややもすると格差、や不公平感が蔓延

   するものである。

   だからこそ、益々政府の「舵取り」が重要になり、

   政治の世界も、真の変革が必要(国民の意識変革でもある)

   旧来の政治家タイプでは通用しない時代がくるのでは

   ないかと思ったりしている。

   まあ今少し、じっくりと考えてみることにしたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

昭和の詩(うた)

         ~ 歌は世につれ 世は歌につれ ~

   昭和が終わり、新しい時代を迎えた平成元年に

   NHKが「昭和の歌、心に残るベスト100」を放映している。

                       (NHK アンケート調査)

   選ばれた歌(歌謡曲)は、文字通り各々の時代の世相を

   反映しており、興味深いものがある。 

   参考までに、アンケート結果(時代別)の一部を列挙

   してみる。 

      昭和11年~20年 

          1  人生の並木道

          2  誰か故郷を想わざる

          3  湖畔の宿

          4  大利根月夜

          5  勘太郎月夜唄

          6  麦と兵隊  

          7  東京ラプソディ

          8  別れのブルース

          9  裏町人生

      昭和21年~24年

          1  青い山脈

          2  りんごの歌

          3  湯の町エレジー

          4  悲しき口笛

          5  長崎の鐘

          6  異国の丘

          7  東京ブギウギ

          8  憧れのハワイ航路

          9  かえり船

          10 鳴くな小鳩よ

 

    我々世代から上の人々には、大概馴染みの深い歌が

    並んでいるのではないだろうか。

    同時に、それぞれの時代のイメージがなんとなく

    浮かび上がってくる。

    文字通り、 歌は世につれ・・・・である。

    さて、 平成の時代、こころに残る歌としてどういう歌が

    選ばれるのであろうか。

    私には、昨今の「はやり歌」は、リズム感だけで

    こころに響く「詩(歌詞)」が欠如しているように思う。

    果たして如何なものであろうか。

    これもまた、世情の反映ということなのであろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時代の分岐点

   「時代の分岐点・・・・」と書き出せば、

   呼応する如く、時節柄「集団的自衛権」を想起する

   ことになるのではないだろうか。

   今や世論が大きく分断(賛成・反対派)の様相、夫々の

   立場から様々な見解がすでに発信され、それらが行動の

   形で表れていることも、周知の通りである。

   本件については、賛成、反対両派からの見解、解説等々が

   すでに日常的に大量出回っており、同じトーンの話は

   脇に置く。

   (私なりの意見もあるが、ここではご隠居のつぶやきに留める)

     2014年 7月1日  

       閣議にて「集団的自衛権」解釈変更を承認。

   恐らく後世、多くの人たちによって語り、引用される

   歴史的事項となり、そういう意味からも、賛成・反対

   両派共々に「時代の分岐点」の位置付けがなされる

   ことになるのであろう。

   まず、「事実」関係を見ておくと次の通りである。

   「 政府は1日午後、首相官邸で臨時閣議を開き、

    集団的自衛権の行使を容認するための憲法解釈

    変更を決定した。

    自衛隊の海外での武力行為に道を開くもので、

    専守防衛を堅持してきた戦後日本の安全保障

    政策は歴史的転換点を迎えた・・・・」

                     (- 時事通信・配信ー)

   あえて、時事通信の記事をもってきたのは、

   比較的、この件については、中立的に事実を記している

   と感じたことによる。

   余談ながら、本件に関しては(も?)、周知の通り、メディアの

   立場を鮮明にしている。

     賛成・推進  ・・・・  読売 産経

     反対      ・・・・  朝日 毎日 東京 

   夫々の考えもあろうが、「集団的自衛権」という、世論を

   二分するテーマは、特定の一紙だけに目を通していると

   どうしても偏った情報入手になりがちである。

   その内容のいい悪いはともかく、下手をすれば、「洗脳」

   ということにもなりかねない。

   そこで、流石(?)の鈍重ご隠居も、この問題については、

   図書館、インターネットを駆使して、各紙に目を通すこと

   に心掛けた。

   その結果。少なくとも、賛成、反対夫々の論拠、解釈は

   自分なりに掴んだつもりだが、その過程で当然「問題点」

   も浮彫になってくる。 

   今までのところ政府見解では、まだその問題点にはっきりと

   納得できるような説明が聞けないままにある。

   これが、現状における私の立ち位置である。

   若干、政府見解(我々が聞き取れる説明)について補足

   すると、

   重要なテーマであるだけに、各メディアを通して国会議員の

   見解(説明)を聞く機会も多くなったが、本質論というか、

   本筋から離れた議論が多すぎることが気になる。

   議員の中には、明らかに「想定問答」の範囲内しか

   話せないと思われる人もいる。

   想定内の質問にはとうとうと論じるが、想定外の質問を

   ぶつけられるとたちまち幼稚なレベルにトーンダウンする。

   国を揺るがすような重要案件、推進にしろ、反対の立場に

   しろ、相手の意見にも謙虚に耳を傾けることが肝要。

   そんなことをしみじみと感じる。

   その「集団的自衛権」 いよいよ関係法案の検討に入る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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