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2014年9月

先送り出来ない事

   外交や防衛、憲法問題等を脇に置くつもりはないが、

   現政権(したがって我々国民)にとっての最重要課題は、

   「財政健全化問題」ではないか、というのが私なりの

   認識である。

   あの 「アベノミクス」も、その意図するところは、

   「財政赤字」と如何に対峙するか、の方法論(処方箋)と

   その決意、と受け止めている。

   (その中身の賛否は別に置く)

 

   さて、その「財政赤字問題」だが、

   政府は、

   基礎的財政収支(国債歳出入を除くープライマリーバランス)

   の赤字を、対GDP比で、2015年度は 2010年度の半減。

   2020年度には黒字化。と言う道筋を目標としている。

   因みに、2010年度のプライマリーバランスは、対GDP比

   6.6%であったので、目先2015年度は、3.3%以下に

   抑えることが目標になる。

   内閣府の試算によると、「3.2%」が可能と、一応目標

   達成の数値を出している。

   但し,この試算の前提は、経済成長2.8%、法人税減税等

   は想定しない、など いわゆるなんとか「もっていった」数値

   という感が強く、流石に2020年の黒字化は困難との

   ニュアンスが見え隠れしている試算。

   これらの財政状況を踏まえ、

   当面、これからの政治課題は、まず「2015年の予算」と

   考えている。   

   現政権が、「財政健全化」にどう取り組むかに注目したい。

   言うまでもなく、「健全化」は歳出入の単なる数字合わせ

   ではなく、中身の適正を踏まえた黒字化である。

   くれぐれも、「アベノミクス」 思ったほど成果が表に

   でないので、そっと脇に置き、他の事柄で点数稼ぎ・・・と

   いうことの無きよう願いたいものである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新設ポスト

   新設の担当大臣には特に、目先の利得を捨て、

   全力投球を、とまず期待の意を表しておきたい。 

   一方で、「なんだか変」と思うところを少し取り上げてみる。

   まずは、ネーミングの話である。

     「女性活躍担当」

   熟慮を重ねて決められた方には悪いが、 

   このネーミングの感性には馴染めない。

   なんだか、スポーツ新聞の大見出し、のセンス。

   女性がその能力を発揮してさらなる活躍ができる社会を、

   という心意気、意図は解るが、

   この「活躍」という言葉、そもそも、当事者サイドから

   口にする言葉ではない。

   通常は、他者、第三者の評価なり、期待で用いる言葉で

   ある。

   現役選手が自ら、「オリンピックで活躍します」とは

   言わない。

   それとも就任の女性大臣は、「率先」して「大活躍」します、

   と決意披瀝されるのだろうか・・・。

   たかが1つの言葉、されど・・・、使う言葉には本音が

   隠れているものである。

   なんだか、男の論理で、女性にもっと活躍してほしい。

   もっと活躍させよう・・・と、結局は「男性(上から)目線」

   「男の発想」で生まれたネーミングでは・・・・

   (違っていますか? だからどうした、と言われても困るが)

    「地方創生担当」

   これもネーミングがなんだか変。

   一寸肩に力が入り、気合だけが前のめり。

   「創生」と聞けば、(ジョークで) 地方を新たにどこに

   創るの?と 「ツッコミ」たくなるではないか。

      因みに  創世・・・・初めて世界をつくること

            創成・・・・・はじめてできあがること

   さて、この「創生」の意味は・・・。浅学にはよく解らない。

   とまあ、これは些細な言葉のアヤとして、

   なんだか変・・の本筋は別にある。

   地方の様々な問題や、疲弊の現実、これらの多くは、

   長年の中央のかじ取りに関わる、あるいは結果による

   ところがあるのではないか、という素朴な疑問である。

   その辺の総括なきままに、中央から、「地方をなんとか・・」

   と、 「上から」言われても素直に安心できない気持ちが

   残る。

   ましてや、「地方創生」の中身が、従来の助成,交付

   (ばらまき)主導では堪らない。

    (先人曰く、酷い手足のしびれは、まず脳を疑え)

   と言うのが、「なんだか変」の背景にある。

   ただ、新たに発進した新機構であり、なんとかこれらの

   「???」を実効、実績で払拭して頂きたいと切に願う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「風」

       ノートに 「風」 という字を書いてみる。

       1つ、 2つ、 3つ ・・・・・・。  

       まだ 観たこともないが、 「風の盆」 からの

       連想であろうか。

       「風の盆」・・なんだか詩情あふれる響きではないか。

       さらに続けて 「風」と言う字を書いてみる。

       4つ、 5つ、 6つ、・・・・・・。

 

       「風」という言葉の奥深さに 改めて想いが拡がる。

       「空気の流れ」という無機質な気象用語のうしろに

       隠れるように・・・

       三次元、四次元の世界が拡がる。

       思いつくままに・・・・

       「風」に絡んだ言葉を挙げてみよう。

          風雅  風情  風景  風格  風味

          風土  風評  風神  風説  風月

          風雪  風化  風紀  風狂  風刺

          風雲  風水  風聞  風来  風物  

       さらに続けて 「風」の字を書いてみる。

       7つ、 8つ、 9つ、・・・・・・。

       と、まあキリがない。この辺で止めておこう。

              「風と共に去りぬ」

 

 

 

 

 

政権2ラウンド

   猛暑も一段落、不安定な気候が悩ましいが、

   現政権は改造を済ませ、いよいよ第二ラウンド。

   そこで・・・、

    「見くびっちゃいけませんや、 やれと言われれば、

    硬派の政治談議なんて、お手のもんでさーね」 と、

   啖呵の1つでも 格好よく決めておきたいところだが、

   そこはそれ、平穏を好む小市民(を装っている?)わが身、

   打ち気にはやるバッターには、「遊び球」が信条の 

   老練、技巧派で勝負、勝負・・・と田舎芝居の前口上。

   さて、今回の内閣改造だが・・・、

   と、最初から「遊び球」でご容赦。

   皆さん、流石に嬉しそうに正装していつものように

   記念写真。

   この写真、なんだか熟年世代の「同窓会記念写真」。

   のような華やかさ。

   その理由は、どうやら中央に占める5人の女性大臣の 

   堂々たる存在。

   10年、20年前の写真と比べると一目瞭然。

   女性「活躍」担当大臣も生まれ、益々のご活躍を!

   新内閣メンバーを拝察していて、

   もう1つ、気付かされたことがある。

   いつのまにか、ふと気づくと、総理以下、1~2を除いて

   全て我より年下の御仁。

   時代は変わる筈である。

   なんだ、そうだったのか。

   後輩諸君、頑張ってくれ!とエールを贈っておこう。

   さて、肝心の今後の政治について・・・だが、

   メンバーのなかに時には総理に、ビシッと異を唱える

   ような強面はいるのだろうか。

   「同窓会記念写真」を見る限り、どうも心もとない 。

   煙たい存在が近くに居る方が、結果的に成果、実績が

   高くなるという説もある。

   また、

   「すいすいと順調に決まった結論ほど、後になって

   あれこれと考えて寝られなくなることがある」 とは

   元総理経験者の回顧。

   と、年の功の先輩より、老獪(?)な「遊び球」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大切なモノ

   9月1日(防災の日)

   新聞も防災関係の記事が満載だが、その中での秀逸と

   思えたものがある新聞のコラムであった。

   大災害に遭遇し、身の危険が迫った時、人は何をもって

   逃げるか。

   関東大震災の時、芥川龍之介は、師夏目漱石の書を

   持ち出した。

    「妻は児等の衣をバスケットに収め、僕は漱石先生の

     書一軸を風呂敷に包む」 

   古今亭志ん生の場合は酒。 

    「東京中の酒がなくなるんじゃないかと心配になって」

    酒屋に駆け込んだ。

 

   極めて特殊な例だが、通常は家族写真のアルバム等

   が持ち出されるものなのであろう。

   それにしても、人はいざというときにしか大切なものを

   思い出せないものかもしれない。

   究極の大切なもの、なによりも持ち出し守るべきものは

   自分と家族の「いのち」である。

    「何も持たずに逃げてもなんとかなる。

    誰かに助けてもらえる。

    実際そうであろうし、そういう国であらねばならない」

   と、結んでいる。

   防災の日、我々1人1人が確認しあう核心と受け止めた。

 

   さて、家族写真に繋がって、別の記事にも目が止まった。

   太平洋戦争中、多くの日本兵が寄せ書き入りの日章旗を

   もって出征した。

   その遺品のなかで、22歳で戦死したある人物の顔写真を

   70余年振りに探し出すことができたという話である。

   母親ならば、死にもの狂いで息子の形見を抱え残して

   いるに違いないとの思いで、ようやく母親が最後に

   身を寄せた家を見つけ出し、その家の仏壇の引出から

   息子の写真が出てきたというわけである。

   話はそれで終わらない。

   その写真の裏に、その母親の字で、

   「たいせつ」と書かれていた、とのことである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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