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2015年5月

不沈のために

   日経の「私の履歴書」は、すでに60年近く続いている

   同紙の名物欄である。

   執筆者の分野によって、関心・興味に濃淡が生じるが、

   流石に各界でそれなりの業績・実績を挙げてきた人達の

   半生記は、紆余曲折様々な人間模様や生き様が描かれ

   教えられ、考えさせられることも多い。

     - - -

   今月は、日立の川村相談役(元会長兼社長)である。

   今朝(23日)の記述のなかで、特に魅せられた箇所が

   あった。

   概要次のような内容である。

      軍艦は、毎年1センチずつ喫水が下がり、速度が

      遅くなる。 

      船体の経年変化や、貝殻の付着の所為ではなく

      原因は「人」。

      乗組員が本や衣服の私物を持ち込み、それらが

      つもりつもって船が重くなり、水中に沈む。

   なんとも、暗示的ともとれる話ではないか・・・。

   どんなに不沈といわれる巨艦も、その中で、それを

   操る人達の惰性や気の緩みが蔓延すれば、

   不沈たりえず。

   それは勿論のこと、あらゆる企業や組織にも

   当てはまることなのであろう。

   およそ人間が作り、操るモノに「不沈」はありえず。

   そんなことを改めて考えさせられる一文であった。

 

 

山頂より

   あまり知られてはいないが、

   神奈川県某地に「枡形山」がある。

   「枡形城」という城跡で、あの北条早雲も一時入ったことが

   あるらしい。

   過日、その枡形山」に登頂(?)した。

   以下山頂から写した写真である。

    Dsc00432

    Dsc00431_2

    Dsc00428

    Dsc00429_2

   ところで、この「枡形山」 まず次の写真を

   じっくり見て頂こう。

   Dsc00430

   そう、実は海抜84mで,生田緑地の一角にある

   丘程度のモノでゴザイマシタ。

   それでも天気の良い日には

   東西南北、富士山はいうまでもなく、新宿高層ビルから

   横浜ランドマークタワーまで見渡せるという優れモノ。

   その日は、丁度緑地のバラ園も開園というおまけ付。

   Dsc00425_2

   Dsc00427

   一寸足を延ばしただけで、半日清々しい気分。

   高齢者も、時には「書を捨てて野外に出ろ」である。

 

 













運命の1日

   戦後70年である。

   あっという間の70年、今では遠い昔の出来事、という

   一方での想いもあれば、ほんの70年前に、日本は

   「戦争」をしていた、という生々しい現実に 我に返る想い

   もまた然りである。

   1945年8月15日が、我々日本人にとって如何なる日で

   あったのか、時にはじっくりと考えてみるのも必要なので

   あろう。

   そんなことを想い巡らせている折、

   偶々BSで「日本でいちばん長い日」を放映していた。

   1967年公開の映画(半藤一利原作、三船敏郎他出演)

   である。

   以前にも観たことがあるが、改めてじっくりと再観した。

   (因みに、昭和天皇も同年12月29日に観賞されている由。

     ー昭和天皇実録よりー

    なお、今年8月に、役所広司主演によるリメイク版が

    公開される予定)

   周知の通り、映画は,降伏か、本土決戦か、日本の命運

   を決する14日正午から、15日正午までの24時間、

   その動きを克明に描いたものである。

   今回、改めて印象深く感じたことを1つ取り上げておくと、

   三船敏郎演じる阿南陸軍大臣の、苦悩の決断と身の

   処し方である。

   「聖断」とはいえ、荒ぶる青年将校たちにとって「降伏」

   という選択は受け入れ難いことも想像できる。

   その組織の長たる陸軍大臣の「一言」が、各地に拡がる

   陸軍をいわゆる「反乱軍」にすることもあり得た。

   結果的にそれが解るだけに、阿南大臣の決断と身の

   処し方(15日自決)は、軍人として、組織のリーダーと

   しての在り方を示すものと、深くこころに残った。

     - - -

   「The Longest Day」 

   その長い日の、事態の動き如何で、

   もしかしたら、その後の日本の在り様が大きく変わり、

   最悪の場合、日本という国が消滅…ということもあり得た

   運命の1日でもあった。

    - - -

      人生。

      陽だまりの昼寝のように

      のんびりと気怠い日もあれば

      命運を決する過酷な1日もある。

      戦後70年。

      今 この平和を 噛みしめたい。

 

 

 

 

 

 

花の競演

   上善は 水の如く 柔軟にして こだわりのない

   日々を過ごしたいものであるが、

   世間の出来事にこころ憂い 乱れること多く、

   自身を顧りみても、

   些細なことで、一喜一憂している自分に自責の念を

   覚えることも多い。

   せめて、時は陽春。

   咲き誇る草花を愛でるこころの余裕を、持ち合わせて

   いたいものである。

   ということで、 ある日の早朝。

   そよ風に誘われて 近くの広大な公園を散策。

   見頃の花 その色香に酔う。

   花は この混沌の地球への贈り物なのであろう。

   以下は、その折 思いのままに写した 花・花・花・・・。

      Dsc00409_2

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      Dsc00421


       「 これでもか これでもか の花々 」

              山頭火まがいの 句? にて 了。




 





 

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