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2015年11月

古都の裏庭

   歴史と言うものは、 常に裏と表 影と光 勝者と敗者

   混在する姿こそ、歴史の真実を伝えるものなのであろう。

   京都という街も、ただ「雅び」とか風雅とかだけでないところ

   に古都としての奥深さがある。

   その万分の一も解っているわけではないが、少しアングルを

   変えるだけで、思いもよらない風景に出くわすことがある。

   意図的に狙ったわけではないが、撮りためた写真のなかに、

   結構風変りで「個性的」というか、通常の団体観光客が

   見逃すようなものが、紛れ込んであった。

   「京都通」の人達には、珍しくもないだろうが、

   ほんの遊びこころで、以下に並べておくことにする。

Dsc00522         (鴨長明 復元方丈  下鴨河合神社)

Dsc00519         (親鸞が修業したと伝わる石窟)

   Dsc00540          〈わが国最古の路上電車)

Dsc00537
Dsc00548
  Dsc00581
Dsc00577

Dsc00553

     改めて古都京都の、 奥行の深さに驚かされる。

     一見、間口の狭さ に騙されてはいけない。

     文字通り 奇想天外!  
















 

紅葉・in kyoto.

   11月下旬の数日を京都で過ごした。

  丁度紅葉が見頃の季節であった。

  今年の紅葉は、異常気象の影響だったのか、京都の

  紅葉も今1つ、華やかな色合いに欠けていたが、

  観光スポットと言われる各所とも観光客で一杯の賑わい。

  その渦に飲み込まれないで、かつ風雅に身を置くのも

  智慧の出し処なのであろう。

  観光名所の写真は、少しネットを探れば、目の覚める

  景色を独り占め出来る今日、素人写真など、なんの価値も

  ないが、そこはそれ、直接足を運んでその景観を前にすると

  写真に収めて置きたくなるのも自然の摂理。

  以下は、自ら撮った写真のなかで、一捻りして私が選んだ

  3枚である。(2015・秋紅葉・ in kyoto)

  Dsc00526    

          京都の紅葉と言えば・・・今や3本の指に挙げられる

    東福寺通天橋。あまりにも団体客が押し寄せ過ぎて

    風情を楽しむに至らない。

    正直「お勧め」ではないが、大看板として一応押さえて

    置く。 かえって人気の少ない山門からの眺めが、

    如何にも東福寺の風格を感じさせ、ご隠居の好みに合う。

     Dsc00544
    平安神宮 神苑 の紅葉。

    水面に映る紅葉との二重奏が、理屈抜きに「美」を

    感じさせてくれる。

    平安神宮は桜というイメージがあるのか、本殿までは

    参拝者で賑わうが、秋の神苑は案外静寂な趣き。

    「穴場」という言葉はあまり好きではないが、

    風雅や美は人のあとを追随していても得られないと

    言うのは本当のようである。

    Dsc00557_3
     鴨川のほとりを散策する折に、ふと立ち寄ることが

     多かった植物園の紅葉である。

     高名な寺院・庭園の格調高い紅葉ではなく、植物園・・

     というところが如何にもご隠居の庶民性。

     流石にここまでは、大量の団体客も押し寄せないと

     いう計算もゴザイマシタ。

     お蔭様で我独り静かに京都の紅葉を味わいました。

        本日の独り言

         私が選んだのは結局 「場所」だった

         のではないだろうか

         写真はその結果として生まれてきたものに

         過ぎない。

         若い頃はただがむしゃらに「写真」だけを

         求めていたのであろう。

         人間 なんとも 「因果」 なものである。

 






 

秋の外苑

   秋日和に誘われて外苑のあたりを散策する。

   今年は異常気象とかで、紅葉が遅く、各地の

   イベント主催者が、頭を抱えている由。

   外苑の銀杏並木も黄金の輝きには早すぎたが、

   人出は何時もの通りの賑わいである。Dsc00503
   外苑と言えば、例の国立競技場の帰趨が気になるところ。

   某スポットから、現状をカメラに収めた。

   2015年・秋 の実態を示す記録?写真!Dsc00505   

   趣くままに、秋の気配を写真に収めた。

   多弁は無用。 秋日和のある日・・・

   それだけで十分である。Dsc00508

Dsc00509

Dsc00511

Dsc00513

Dsc00514

Dsc00515

Dsc00507
                        2015・11・21   





















忘却の街

   「忘却とは忘れ去ることなり」とは、菊田一夫だが、

   「忘れえずして想うこころ」の数々は、 この歳になると

   貴重にして、大切にしておきたいものである。

   京都で生まれ育った若者が、社会人として第一歩を踏み

   出した街が、東京の恵比寿であった。

   その後、数多くの転居を繰り返しながら、今も東京の片隅を

   終の棲家としているのは、不思議な縁(えにし)というもので

   あろうか。

    その第一歩の「恵比寿」は、他の街々とはひと味違う特別の

   感慨が今もこころの片隅に残っている。

   当時(といっても今から50年も前)の恵比寿は、山手線の

   中でも比較的マイナーというか地味なイメージだったかと思う。

    それが今やマスコミも注目する「イキのいい街」へと瞠目する

   変貌振りである。

    過日、その恵比寿を少し散策する機会があった。

   久し振りに見る恵比寿ガーデンプレイス39階の展望台

   からの風景は、すっかり大都会の顔。さらに日々発展、

   変貌の途上なのであろう。Dsc00500  

   階下に降りると、すっかり歳末近しの装い。

   人気のイルミネーションも燦然と輝いて、華やかな

   雰囲気に溢れている。

Dsc00499Dsc00502
   10年ほど前、毎月のようにある会で使っていた店の前に

   行くと、おしゃれな横文字の店に代わっていた。

   これも時代の流れというものであろう。

    感慨の街も日々変貌を遂げ、1つ1つ思い出の跡を

   消していく。これもまた大都会の定めなのであろう。

    忘れえずして想うこころ・・・の中だけにそっと残る。

   そんな感慨で恵比寿の街をあとにした。




  

男兄弟

      「きょう ママンが死んだ」

      「異邦人」の冒頭の書き出しである。

      読者は、この最初の一行で、カミュの

      仕組んだ世界に連れて行かれる。

      大抵の訃報は、あたかも落雷のように、

      はるか遠くで聞こえていると思っているうちに

      突如頭上から、鮮烈な光と、炸裂する轟音に

      見舞われるものである。

        - - -

   「兄が亡くなった」

   ある夜の11時頃、知らせを受けた。

   今年4月 80歳の誕生日にお祝いの手紙を送った

   ばかりである。

   それを喜んですぐ「ありがとう」の電話をくれた。

   それが、結局最後の別れとなった。

   悪いとは聞いていたが・・・・

   文字通り突然の訃報である。

        ー - -

   8歳も歳の離れた長兄であり、小さい頃から一緒に

   遊ぶとか、兄弟げんかをする、というありふれた

   関係の兄弟でもなく、また後年、私が東京で就職した

   こともあって頻繁に会うということもなかった。

   だけど私が時折京都に行く(帰る)と、必ずふたりで

   酒を呑み交わした。

   それが何十年も続いた我々兄弟の記憶である。

   常に私を連れ出し、時には祇園の一寸敷居の

   高い店にも案内してくれていた。

   不思議なもので、男の兄弟というものは、別段

   これといった話を長々とするわけでもない。

    (姉妹は、電話でも長電話が定番なのだろう)

   兄とは、何を話していたのだろうか。

   これといって思い出すこともないが、恐らく

   その関係こそ至福なのであろう。

   ゆったりとした時間だけが過ぎていた・・・

   なんと贅沢な思い出であることか。

       男兄弟とはそんなものであろう。

       その兄が亡くなった。

       兄貴!どうか安らかに眠ってくれ   合掌

 

 

私流日本遺産

  政治・経済・社会・・・どこをみても今1つパッとしませんね。

  時折、スポーツや文芸学芸部門で花火が上るのでようやく

  一息というのが、目下の日本人の心情。

  守りに入るわけでもないが、「1億総活躍」と言われてもね 

  まあ、足を引っ張らない程度に見守ることにしましょう。

    - - -

  気分を変えて、こういう時には、我が祖国、日本の良さを

  しみじみと思い起こすのが大人の智慧というもの。

  ということで、「遊び心」充満させて、あくまで「私流」の

  日本遺産ベストテンを選んでみた。

  以下列挙してみる。

     ○ 和食文化

          日本酒 京料理 鍋 和菓子 漬物

          勿論 味噌・醤油も捨てがたい。

     ○ 茶室文化

          茶道 生け花 掛け軸(書・画) 陶芸

     ○ 四季の景観

          春桜 夏山 秋紅葉 冬雪景色

     ○ 古典芸能

          歌舞伎 落語 ・・・。

     ○ 神社・仏閣

          法隆寺 清水寺 伊勢神宮 出雲大社・・・。

     ○ 日本の祭り

          祇園祭 阿波おどり ねぶた祭り 

          博多どんたく よさこい祭り・・・・・。

     ○ 日本の城

          姫路城 松本城 熊本城 松江城・・・・。

     ○ 富士山

          天空から眺める日本列島

          もし富士山がなければ「絵」にならないだろう。

     ○ 時刻通りの交通機関 新幹線

          日本人の特性・技能を象徴するもの。

     ○ 映像文化

          アニメ 漫画 映画 和服美人・・・。

     番外  個々人夫々の宝物

            父母の慈愛 家族 子孫の成長

            飲み仲間 ・・・・。

     惜しくも選外

       日本(古典)文学 日本庭園 

       文字(ひらがな・カタカナ・漢字)・・・・。

          結構いいとこ突いていると自画自賛にて

                    まずはこれにて 了。

 

 

 

 

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