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知性の風化

   日本にもどうやら「カジノ」が出来るらしい。

   6時間程の審議で、衆院通過とは、余程「オイシイ」事が

   見込まれる法案なのだろう・・・と勘繰りたくもなる。

   それとも、民主主義の世の中、国民の多くが、カジノを

   作ってほしいと願っているからであろう。・・・か?

   「統合型リゾート施設(IR)整備推進法案という名称だけを

   みると、なんら引っかかりのない法案に見えるが、

   法施行後1年以内をめどに、政府が「カジノ」の一部解禁を

   含む法整備を行うと定めているところがお騒がせの核心。

      - - -

   果たして、日本にカジノは必要か否か。

   この法案に対する吾輩の思いは・・・

   実は、賛成でもなく、強硬な反対論者でもない。

   非難ゴウゴウを承知の上で、あえて言えば

   「まあ、作りたければ 作りなはれ」と 実に無責任と

   いうか、今の議論に対しては無関心の立場。

   勿論、賛成、反対の論拠位は、ある程度知った上での

   話である。

   その経済的効果もある程度期待できると思うし、

   反対派の「ギャンブル依存症」問題等もよく解る。

   夫々の論拠を軽く見たり、否定するわけではないが、

   聞けば聞く程、なんだか問題の本質と次元の違う処

   の議論のように聞こえ、思い悩んでしまうのである。

      - - -

   一体、(為政者)の皆さんは、この日本をどのような

   国柄にしたいという想いで日頃の政治に携わって

   おられるのであろうか

   そして多くの国民は、どういう国であってほしいと願って

   いるのだろうか。

   勿論、混沌としたグローバル社会において、綺麗ごとや

   正論だけで、国民の生活・生命・財産が守られるとは

   思わない。

   特に、経済政策面では、リスクは不可避であり、ほとんど

   全ての経済活動には、プラス・マイナス混在のなかで、

   より最適を選択することが課せられてくる。

   そうした中であっても、確固たる国柄の堅持、骨格の

   方向性から逸脱することは許されない。

   民間企業においても同様であろう。

   それらを踏まえて、この「カジノ法案」の審議過程を

   見ていると、

   一方では「儲かります」 他方は「ギャンブル依存症」

   (勿論それだけではないだろうが) の対立図式では

   関心も薄れるというものである。

   せめて、野党からも、第一次内閣当時の「美しい日本」

   という崇高にして静謐なスローガンとの整合性あたり

   を質問して、あるべき国柄論争にでもなれば、少しは

   知性溢れる国会になるのだろうが・・・。

   現実は遺憾ながら「ノンポリ」を決め込むことに・・・。

   さて「良識の府」参院ではどういう論戦になるだろうか。

      - - -

   ついでに余計な一言

    「昨今、アメリカをはじめ ヨーロッパ各国とも

     なんだか文化の香りや 知性に対する畏敬の

     念が薄くなってきているように感じます。

     せめて日本は、古来の伝統や文化、芸術を

     しっかりと守る骨格のぶれない国柄であって欲しい

     と願っています。

     そう思いませんか」

 

 

 

 

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