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枝分かれの秘密

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   近くの公園に聳える大樹2葉である。

   散歩の折に、ぼんやりとこれらの風景を眺めては

   様々な事柄に思いを巡らすことがある。

   これらの大樹も、元は小さな苗木であったことだろう。

   遠くなるような年月を経て、成長、進化し、今や

   枝を縦横に張り巡らし、天に向かうが如しである。

      - - -

   この写真を持ち出したのは、

   ある作家の「進化すると分かれる」という、何気ない

   ひと言に触発されたことによる。

   別段、聞き流してしまうような言葉でもあり、その真意を

   正しく解したかは、こころもとないが、妙に心に刺さり、

   自分なりにあれこれ考えるきっかけとなった。

   この写真の大樹のように、進化するということは、

   そのまま図体が大きくなるということではなく、

   「分化」 すなわち 細かく枝分かれしていく様相の方に

   力点があるのではないか。

   それは、自然界だけでなく、人間社会においても

   当てはまるように思われてくるのである。

     - - -

   進化すればするほど、一定の成熟期に達すると、

   やがて枝分かれのように 細かく分化し、複雑化する、

   というのは一面の道理かもしれない。

   やや強引にしかも次元の低い話になるが、

   昨今の社会現象から、それらしき実例を思い付くままに

   出してみると次の通りである。

   プロ野球の投手起用

     昔   エース級の投手は誰もが 完投ー完封ー

          ノーヒットノーランー完全試合 を目指す。

     今   先発、中継ぎ、抑え と分業体制に移行

      (これが野球フアンにとって歓迎かどうかは別)

   歌謡界

     昔   国民的歌手と言われるような歌い手が主流

     今   グループで歌い踊る・・が主流

      (これも1つの時代の進化なのであろうか)

   演芸(バラエティ)界

     昔   落語、漫才、コントと独立したお笑いが主流

     今   ひな壇と称する席で大勢の芸人たちが

          ワイワイやるのが昨今の風潮

      (これもまた進化の表れなのか)

        - - -

   やや強引な実例だが、これら3例を並べてみると、

   進化(世の流れ)の様相が、偶然同じ・・とも

   思えないのだが、果たしてどうだろうか。

   そのうち社会現象として、どこからか「新説」が

   でてくるかも(と、自画自賛!)

   あれやこれやを踏まえ、改めて大樹をじっくり

   眺めると、文字通り、「進化すると分かれる」 という

   言葉を具現した象徴に見えてくるから不思議である。

     - - -

   さて この「進化」から「分化」への流れ、

   果たして その先は・・・。

   「回帰」 なのか あるいは 「退化」 か。

   この先は、それこそ社会現考学者にでもお任せしましょう。

 

 

 

   



       



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