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傍観の合間で

  歳の所為にする訳でもないが、段々と政治や社会問題で

  口角泡を飛ばすような議論をすることも稀になってきた。

  諦観というとなんだか聞こえがいいが、まあ「傍観」と

  いうのが順当なところである。

  それでも時折、「俺にも言わせろ」と思わず言いたくなる

  ような事柄に出くわすことがある。

  最近では 「国有地売却問題」然りである。

  内容そのものについては、理解不能なものも含めて

  アレコレ出回っている途中であり、ここでは控えるとして、

  国会でのやり取りを聞いていて、一寸気になった事を1つ

  だけ取り上げておきたい。

  「官僚たちの答弁」についてである。

  今更青二才的なことを言うつもりもないが、彼ら官僚たちは

  誰のために仕事をしているのであろうか。

  勿論その前に「御身大切」の気持ちは痛い程解るが、

  本件におけるような国会での質疑は、特に国民(主権)に

  よって選ばれた代議員によって経由される、いわば国民の

  「なんだか変」と感じる疑問の集大成である。

  したがって、官僚たちの答弁は、本来国民に向けた答弁

  説明でなければならない。

  が、現状ではその視点が全く欠落しており、解り易く

  事実を説明しようとする姿勢よりも、最初から弁明ありき

  のように聞こえてしまうのはどうしてだろうか。

  官僚とは一体何?と改めて考え込むのである。

    - - -

  官僚のなかには、資質・能力に優れ、人間的にも

  立派な人を多く知っている。

  したがって安易に無責任なレッテルを貼るつもりはないが、

  他面、官僚たちが、実質的、実際的に、この国の在り方に

  大きく影響していることも忘れてはいけないと思う。

  確かにあらゆる決定は、国会等の表舞台で行われるが

  その裏の舞台では、常に官僚が下書き・デッサンを描いて

  いるということを・・・。

  官僚の知的・質的レベルがこの国のレベルにも成り得る。

    - - -

  余談ながら、現在全国地方自治のトップ(知事等)の

  6割以上が官僚出身である。

  それが、いい悪いではなく、彼らのネットワークと

  中央(集権)との結び付きによって、地方自治が機能

  しているというのも「一面」の現実である。

  だからこそ、現役の官僚にも「国民・市民のための仕事」

  を自覚してほしいのである。

  なんだか官僚に対する辛口のコメントになったが、

  本来の職務に邁進してほしいとの願いを込めた

  「エール」でもある。

 

 

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