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霞が関世情

   どう考えてもなんだか変という、如何にも脇の甘い

   出来事が頻繁する世も困ったものだが、

   締め付けの厳しい窮屈な世の中も勘弁願いたい

   ものである。

     - - -

   経産省が、全ての執務室に施錠し、外部からの出入りを

   規制するとの由。

   確かに官・民に関わらず、一定の情報管理は必要だが、

   「施錠」するまでに至るこの「世情」には驚いた。

   この感性というか、感覚はタダモノではない。

   なんだか変と思っていた矢先、更なる事態が表面化した。

   その施錠された内部で、異様とも思える日本礼賛本

   (世界が驚く日本)や万博誘致の「関西弁報告書」が

   多額の税金を使って、作成されていたとのこと。

   流石にこの関西弁の品性の無さに、大臣も不適切

   だったと即撤回のお粗末。

   さらに付け加えると、この関西弁報告書の作成過程が

   如何にも役所的!

   「博覧会推進室」という立派な部署で、「有識者」らによる

   検討会まで行っていた由。有識者の見識如何(遺憾?)

   さらに制作には、関西弁に「精通」した人も加えたという

   この念の入れよう・・・・でこの有様。

   どこから突っ込まれても釈明できるよう、形式的な

   手順はしっかり押さえるが その結果がこのテイタラク。

   なんだか、時折見かける典型的な役所のお仕事。

   だと思いませんか?

     - - -

   さて経産省の「施錠」のニュースを聞いて、

   思い出した昔話を1つ。

   何十年も前、現役時代のある時期、月に1度大蔵省

   (現財務省)に報告書を届けていたことがある。

   一応正門で、形式的にチラッと社員証を見せれば

   中は自由。

   報告説明も、直接執務室の中に入り、担当官の

   デスクで行う。

   資料で埋まる机、個々に電話中や、打ち合せの担当者。

   それら雑然とした雰囲気のなかで、担当官からの

   質問に答えていた。

   ただ、先客があると、廊下で立ったまま順番待ちである。

   そんなことを今も覚えている。

   天下の大蔵省は、お世辞にも立派なオフィスとは言えず

   比較的出入り自由、雑然とフランクなものであった。

   ただ、流石に大臣・次官クラス(入ったことはない!)の

   部屋の前の廊下は赤絨毯。

   当時経産省も同じような雰囲気と記憶しているが、

   今や その全執務室に「施錠」とのこと。

   官僚の世界が変わってきたのか・・・

   それとも 世の中がそのように変ってきたのだろうか。

 

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