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政治の裏話

   元国会議員の自嘲めいた話に「そうだ議員」という

   言葉が出てきた。

   どうやら、その人の「造語」らしい。

     国会議員を目指すような人は、皆それぞれに

     胸の内に熱き思いや、気概を持っているものである。

     が、実際その世界に身を置くと、政治の現実の壁に

     ぶつかり、いつの間にか、自らの信条・信念は脇に置き、

     党内上層部のご意向に沿って、そうだ! そうだ!と

     叫ぶことが、その人の立ち位置になってしまっている

     議員のことをいう。

   今や、新人が国会議員になるためには、当該政党の

   お世話や支援がなければ当選は覚束ない。

   必然そこにある種の恩義関係が生じる。

   さらに議員になれば、少数選挙制からの上層部権力

   集中を目の当たりにすることからも、ますます

   常に上層部の言動を意識し、「忖度」せざるをえない土壌が

   生まれることになる。

   これらを背景として「そうだ議員」が出現する。

   上層部も、如何に多くの「そうだ議員」を育てるかが、

   直接安定政権に結びつくだけに、利害?は一致する。

   昔の思想対立というよりも、現在の政党は政策の手法

   方向性等の比重でグループ化してきている面が強いだけに、

   本来党内での侃侃諤諤がもっとあって然るべきだが、

   現実は、衰退傾向にある。

   変に党内意向に反対意見をぶつけて睨まれては、

   冷や飯を食らうだけ。

   それが次の選挙に影響となると・・・そうだ!そうだ!が

   無難という空気となる。

   勿論、「そうだ議員」もベテランになると、同じ「そうだ!」

   でも何種類に使い分ける。

   時には、異論を展開して、存在感をアッピールすることを

   忘れない。

   このあたりのニュアンスに長けてくると、次第に国会議員

   らしい雰囲気が身に付きだし、やがて政務官、副大臣の

   ポストも近くなってくる。

   運がよければ、もしかして大臣もという道が開かれる。

   ただ、これらの「そうだ議員」、多くは、議員本来の政策面や

   専門分野での研鑽、切磋琢磨に欠けるところがあり、

   折角重要ポストについても、失言やつまらない行動で

   墓穴を掘り、長年の下積み生活を台無しにするという

   ケースが時折見掛ける・・・という誠に残念な政治の裏話。

   (道半ばで夢破れた議員の話だけに、さてどの程度・・・・)

 

 

 

 

 

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