« 小さな器 | トップページ | 事の重大さ »

ある体験

   「方向感覚」は、人並みに有る、と自負している。

   初めて訪れる場所でも、大きく方向を間違えたり、捜しあぐねる

   ことはあまり無い方である。

   ところが、過日 とんでもない体験をやらかしてしまった。

   ある駅を降りて、目的地(駅から1キロほど歩いた処)の方角に

   歩き始めたのはいいのだが、折り曲がる道をついうっかりして

   間違えたのか、そのまま道なりに進んでしまったのである。

   (東京の道路事情は、1つ道を間違えると方向が大きく違って

    くることが大きな特徴)

   なんとなく変と感じ始めたが、すでに1キロ近く歩いている。

   さあどうする!

   はっきりと間違いと確証を得られない状況で、元の道を駅まで

   引き返す気にもならないものである。(すでに相当歩いている!)

   ままよ、「もう少し歩くしかない」と結論付けた。

   勿論、なんの根拠もないままの決断である。

   (少し言い訳すると、運悪く人家、人通りの全くない道路である)

   案の定、いつの間にか目的地とは逆方向にどんどんと歩いて

   いたのである。

   結局、そのまま逆方向にある駅に辿り着き、そこから電車で

   元の駅に戻るというテイタラク(苦笑)

     - - -

   さて、転んでもタダで起きない・・・これからが本題である。

   私は、何故「何だか変」と思いながらも、その道をそのまま

   進んでしまったのであろうか。

   と、ここでふと、 そう言えば あの「悪質タックル」。

   何故、あのような事が生じてしまったのか。 

   全く次元の異なる出来事だが、根っこで結び付く何かが

   あるのではないだろうか・・・・。 と思った次第である。

     - - -

   聞き齧った程度の理解だが、心理学に「トンネル理論(効果)」

   というのがあるらしい。

   専門家からは、不正確と言われそうだが、要するに、例えば人は

   トンネルのような限られた環境、境遇、空間に追い込まれた場合、

   なんだか変、と解っていても、今まで進んできた方向に歩みを

   進めてしまう心理(状態)という事らしい。

   折角今迄トンネルの中を手探りで進んできたのを、途中で逆方向

   (今まで来た道)に引き返すのは、相当の勇気と決断を要す。

   第三者は何故?と疑問に感じる事も、当事者にとっては、人が

   思うほど容易なことではない・・・とする心理状態 の由である。

   私の先の愚かな体験も、 正しく実感!である。

   転んでも・・・今ではいい経験と思うことにしている。

   「悪質タックル」問題も、なんらかの関係があるのかもしれない。

   トンネルでの出来事も その後の感応、態度如何で、トンネルから

   明るい地上に浮かび上がることも、逆にトンネル内に埋まったまま

   になるのか、正しくヒト様々・・・そんな事を考えさせられた。

 

 

 

 

« 小さな器 | トップページ | 事の重大さ »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1211385/73579382

この記事へのトラックバック一覧です: ある体験:

« 小さな器 | トップページ | 事の重大さ »